メリットvsデメリット!ホンダ シャトルでの車中泊を徹底解説

シャトルは5ナンバーサイズのステーションワゴンです。

このカテゴリーの車は希少でしたが、残念なことに2022年8月に生産終了となりました。

今後は中古車として購入することになりますが、車中泊に興味がある方にとっては非常におすすめの車です。

筆者は約4年間シャトルに乗り続け、ほぼ毎週出かけている登山の前夜はほとんど車中泊しており、シャトルでの車中泊の回数は200回を超えると思います。

この記事では、筆者の経験を踏まえて、シャトルでの車中泊のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

少しでもこの情報が役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
  • ブログ管理人の「いち」です
  • 登山歴10年
  • 年間に50座ほど山に登っています
  • 最近は、まったり低山を歩くのが好み
  • ブログでは、山歩きや車中泊について発信しています
目次
メリット

① 荷室がフルフラットになる

② 荷室が広い。足が伸ばせる、寝返りが打てる

③ 荷室下に収納スペースがある。濡れた物を入れても問題なし

番外編】 燃費がいい

メリット① 荷室がフルフラットになる

シャトルの最大の魅力は、荷室がワンタッチでフルフラットになることです。

後部座席を倒した状態

フルフラットとはいうものの、実は完全なフルフラットにはなりません。

後部座席とラゲッジスペースをつなぐパネルで1cmほどの段差が生じてしまいます。

後部座席とリアのラゲッジスペースとの連結部分
黄色枠部分が段差となる

荷室で横になると、ちょうど腰あたりの位置に段差がくるので、約1cmの段差といえども侮れません。

この段差はマットを敷くことで解消可能です。厚みのあるマットレスを使うか、ジャバラ式のマットレスを使うと段差を気にせずに横になることが可能です。

ジャバラ式のマットを敷いてみます
段差部分を2段にすることで段差は解消

左右の後部座席間にも約3cmの隙間がありますが、マットを敷くことで問題なく隙間をカバーできるで気になることはないと思います。

座席間のすき間は気にならない

メリット② 荷室が広い。足が伸ばせる、寝返りが打てる!

フルフラットにした荷室は、たて175cm、横110cmで、平均身長の人なら快適に横になれます。

コンソールボックスとの間には4cmのすき間があり、実質たて180cmのスペースが確保できます。

筆者の身長は170cmですが、頭がコンソールボックスに当たらず余裕で足を伸ばして横になれています。

たて175cm×横110cmのスペース
荷台とコンソールボックスの間にある4cm程度のすきま

運転席や助手席を前方に移動すると、さらに30cmのスペースができます。

このスペースに荷物や箱を置くことで、フラットなスペースを拡張でき身長180cm以上の人でも十分横になることができます。

運転席と荷台との間に30cmの空間を作れる

床面から天井までの高さは約85cmあり、座って食事やパソコンなどの作業をすることは可能です。

筆者の場合、あぐらで座ることは問題なくできますが、頭が天井に当たってしまうため正座はできません。

天井までの高さ85cm

メリット③ 荷室下に収納スペースがある。濡れた物を入れても問題なし

広々とした荷室の下にも収納スペースがいくつかあります。

ハッチバックを開けてすぐ手前に、大き目の収納スペースと左右に小さい収納スペースが一つずつ設置されています。

収納スペースは、内側が撥水加工が施されたプラスチック製となっているため、水で濡れた靴や汚れた衣服なども収納しやすい仕様となっています。

大き目のスペースは横最大58cm、たて最大30cm、深さが17cmあり、ミドルカットの登山靴も容易に収納してくれます。

さらにこのスペースの下にジャッキや工具などが標準装備されています。

つまみを引っ張る
大き目のスペース
ストックやピッケルも収納可能

小さい方のスペースは横最大24cm、たて最大16cm、深さが5cmと、小物入れのようなサイズになっています。

小さいスペース(右側)つまみを引っ張ると、収納スペースが現れる
小さいスペースのサイズ感

メリット番外編 燃費がいい

車中泊と直接関係がないため、番外編としましたが燃費の良さもシャトルの魅力の一つです。

ホンダの公式ページでは、ガソリン車14.4km/リットル、ハイブリット車20.6km/リットル(両方とも市街地モードの燃費)と発表されています。

筆者のシャトルのここ数か月の燃費は、25.0km/リットルとなっていました。

筆者は山へ行くためにシャトルをよく使うので、燃費の悪い山道なども頻繁に走ります。

それでもリッター25.0kmは燃費がいい部類に入るのではないでしょうか。

参考:シャトルの燃費(ホンダ)

デメリット

① 天井までの高さが低い

② 運転席または助手席から荷室への移動がしにくい

番外編】 車高が低い。車底をこすりがち。

デメリット① 天井までの高さが低い

上でも触れましたが、床面から天井までの高さが約85cmとなっています。

身長170cmの筆者の場合、あぐらをかいで座る分には支障なく過ごせますが、正座で座ると頭が天井に触れてしまいます。

180cmを超える身長の方だと、フラットにした荷室で座って快適に過ごすのは難しいかもしれません。

デメリット② 運転席または助手席から荷室への移動がしにくい

デメリット①の天井の高さが低いことにもつながりますが、運転席から荷室に移動しようとすると、座席間にあるコンソールボックスをまたいで移動する必要があります。

上半身を大きく屈めた状態で移動することになるなど、窮屈な思いを強いられます。

デメリット番外編 車高が低い。車底をこすりがち。

車中泊とは関係ないデメリットのため番外編としましたが、車高が低いことがデメリットだと感じています。

ここでいう車高とは、地上から車の底の部分までの高さのことになります(いわゆる最低地上高)。

ちょっとした路面の段差でも車の底をこすってしまうことが多々あり、山道など路面状態の悪い道を走るときは精神的に非常に疲れます。

シャトルで車中泊するメリットとデメリットを見てきました。

シャトルの一番の売りは、5ナンバーにしてフルフラットにできる広い荷室スペースを確保していること。

一人で横になる分には文句のつけようがないほど快適に過ごすことができます。

デメリットとして、天井までの高さが低いことと、荷室までの移動がしにくいことを挙げました。

確かにやや使い勝手が悪い面はありますが、荷室までの移動がしにくければ、外に出て後部座席側のドアから荷室に乗り込めば済みます(雨の日は嫌ですが)。

また、天井までの高さが低いことは、一度横になってしまえば全く気になりません。

多少の不便さを差し引いても、シャトルで車中泊するメリットは大きいと常々感じております。

一人用の車中泊できる車を探している人に、シャトルはおすすめです!

最後までお読みいただきありがとうございました。楽しい車中泊ライフをお過ごしください。

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