山形県朝日町にある道の駅あさひまちは、平成27年(2015年)にできた比較的新しい道の駅です。
日本百名山の朝日岳に近い道の駅として、登山前後に立ち寄られたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、登山前日に道の駅あさひまちで車中泊(仮眠)した結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、条件付きで快適に車中泊(仮眠)することができる道の駅です。
傾斜がない駐車場なので車中泊(仮眠)しやすいが、耳栓はあった方がベター。
車中泊(仮眠)のしやすさ
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道の駅概要
所在地 山形県西村山郡朝日町大字和合字北又2724 国道287号沿いにあります。
トイレ 個室トイレ3台すべてウォッシュレット(男性トイレのみ確認)。非常にきれいで清潔感があります。
駐車場の広さ 大型車:5台 普通車:80台
駐車場の傾斜 なし(平地)
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 不明、 楽天 〇
標高 153m
道の駅 あさひまち は車中泊しやすい?
道の駅あさひまちは、建物が非常に新しくトイレも清潔さが保たれていて快適に利用することができます。
一方、駐車スペースが道路から近く、道の駅付近には街路樹のような音を遮るものは何もないため、大型車の走行音がもろに伝わってきます。夜間の道路交通量は日中に比べて極端に少なくなるものの、大型車が夜間も時々通過していきます。
トイレや売店の建物付近の駐車スペースが、道路から最も離れた場所に位置しており、車中泊にはベストのポジションといえます。大型車の駐車スペースとも距離を保てるので、大型車のアイドリングの影響を受けずにすみます。
ただ、トイレ・売店付近に駐車をしても、車の走行音の影響は少なからず受けてしまいますので、音対策のために耳栓はあった方がいいかもしれません。
車中泊に向いているポイント
- 大型車の駐車エリアと距離をとって駐車しやすい
- 夜間の交通量が少ない
- トイレがとてもきれい
- 傾斜のない駐車場
車中泊に向いていないポイント
- 道路と駐車場との距離が近い。走行音が響きやすい
結論:道路との距離が近く、大型車の走行音の影響を強く受けやすい環境です。耳栓推奨です。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅に立ち寄る前に、近くにある「りんご温泉」を訪れました。独特のアブラ臭のする温泉で、料金もリーズナブルなおすすめの温泉です!
浴場には、りんごの浮かぶ内湯がひとつと仕切りのある洗い場。お風呂のにおいは独特の石油系のにおいで、ヌメヌメ感のある水質です。このにおいは好き嫌い別れそうですが、体が温まること間違いなしです。
価格はリーズナブルですが、ちゃんとシャンプー、ボディーソープも常備されています。露天風呂は本館から一度外に出て階段を上ったところにあります。脱いだ服を再度着ていかねばならないのが少し手間ではあります。
道の駅から3km、車で4分
住所 山形県西村山郡朝日町 大字宮宿1353-1
営業時間 6:00~21:00(最終受付20:30)
休業日 第2水曜日
料金 大人 300円、こども 200円
泉質 ナトリウム-塩化物強塩温泉
このりんご温泉が、道の駅あさひまち最寄りの日帰り温泉施設になります。その他、道の駅から車で20分圏内にある日帰り温泉施設をいくつかご紹介いたします。
道の駅から7km、車で8分
住所 山形県西村山郡大江町藤田831-40
営業時間 6:00~21:00(最終受付20:30)
休業日 第1木曜日
料金 大人 400円、こども 150円
泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
道の駅から11km、車で15分
住所 山形県寒河江市大字寒河江字久保15
営業時間 6:00~22:00
休業日 第1月曜日
料金 大人 350円、こども 150円
泉質 硫黄・ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉
道の駅から15km、車で17分
住所 山形県東村山郡中山町いずみ1
営業時間 6:00~21:30(最終受付21:00)
休業日 第3月曜日
料金 大人 350円、こども 150円
泉質 炭酸水素塩泉、ナトリウム塩化物泉、ナトリウム・カルシウム塩化物泉
車中泊後に登った山 大朝日岳
道の駅あさひまちで車中泊(仮眠)した翌日、大朝日岳に登山してきましたので、みどころや所要時間などを簡単に紹介していきたいと思います。
新潟県と山形県の境に連なる朝日連峰の主峰。日本百名山のひとつにも数えられている山で、残雪のあるシーズンだけ見ることのできるゼブラ模様の稜線は圧倒的な美しさ。また、ヒメサユリをはじめとした高山植物の宝庫でもあり、シーズン中は多くの人が訪れます。
標高:1,871m
おすすめ登山コース:古寺鉱泉登山口~大朝日岳山頂往復
登山所要時間:10時間30分
大朝日岳は、「遠い朝日」とも称されるほど山深い場所に位置する山です。古寺鉱泉から登る場合、標準的な登山所要時間は往復で10時間を超えます。
朝早くから出発すれば、日帰り往復することも十分可能ですが、ロングコースが不安な方は、山頂付近や尾根上には山小屋が点在していますので1泊での往復を検討をおすすめします。
道の駅あさひまちから、車で1時間で登山口の古寺鉱泉駐車場に到着。駐車料金と登山届を駐車場の建物(古寺案内センター)のポストに投函し、登山スタート。
序盤は樹林帯の中をひたすら登っていきます。途中水場が2カ所ありますので、休憩しつつ登っていきましょう。(水場の枯れ具合などは、古寺センター前にある掲示板で随時更新されています)
3時間ほど登ると、樹林帯を抜けて視界が開けてきます。古寺山からは、これから向かう朝日岳方面の稜線を見渡すことができます。
ここからは、気持ちのいい稜線歩きを楽しむことができます。
古寺山から40分ほどで小朝日岳山頂に到着。大朝日岳にもだいぶ近づいてきました。小朝日岳には巻き道も用意されているので、アップダウンを避けたい人には巻き道がおすすめ。
小朝日岳から稜線歩きを楽しむこと1時間30分、ようやく大朝日岳に到着です。
山頂からの景色は圧巻!遠くには月山や鳥海山などを見渡せるパノラマが広がり、どこまでも伸びる美しい稜線に目を奪われます。
下山は、来た道を戻ります。大朝日岳山頂から登山口までの所要時間は、約4時間30分です。
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