道の駅 フォーレなかかわね茶茗舘は、静岡県川根本町にある国道362号沿いの道の駅です。地元名産の川根茶を楽しむための茶室が用意されているなど、「茶」を前面に出したコンパクトな造りの道の駅となっています。
この記事では、登山の前泊に道の駅 フォーレなかかわね茶茗舘で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、静かな環境で快適に車中泊できる道の駅です。
車の通行が少なく、道の駅に往来する車も少ないため、走行音に悩まされることなく静かに過ごすことができる。
車中泊(仮眠)のしやすさ
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道の駅 フォーレなかかわね茶茗舘 概要
所在地 静岡県榛原郡川根本町水川71-1
トイレ ウォッシュレット対応3基(男性トイレのみ確認)
駐車場の広さ 普通車36台/大型車3台
駐車場の傾斜 なし
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 〇、 楽天 〇
標高 249m
道の駅 フォーレなかかわね茶茗舘 は車中泊しやすい?
道の駅には大きく二つの駐車場があります。道路から少し下った所に位置している南側の駐車場と、トイレや土産屋に近い北側の駐車場です。
南側の駐車場は、道路から距離を取ることができるので、車の走行音はあまり気になることはありません。静かに過ごすことができますが、難点はトイレから遠いこと。駐車場からトイレまでは100mほどですが、夜間は道の駅構内の照明がすべて消えてしまうため、外を歩くにはライトが必須になります。
北側の駐車場はトイレに近いため、夜間であっても懐中電灯なしでトイレにたどり着くことができます。ただ、夜間は、初見ではトイレ入口すらわからないほど真っ暗になってしまいますので、照明がまだ点いているうちにトイレの位置を把握するか、ライトを持参することをおすすめします。
車中泊に向いているポイント
- 道路から離れて駐車しやすい
- 傾斜のない駐車場
- 大型車が入りづらい構造になっているため、アイドリング音とは無縁
車中泊に向いていないポイント
- 夜間は、全照明が落ちて真っ暗
結論:おすすめは北側のトイレ近くの駐車場。夜間は明かりが全くないのが不安要素ではあるが、道路から遠く、静かに車中泊しやすい道の駅。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅最寄りの日帰り入浴可能な温泉施設は、「もりのくに もりのいずみ」です。
その他、道の駅から車で35分圏内にある日帰り温泉施設をいくつかご紹介します。
最寄り 道の駅から11km、車で15分
住所 静岡県榛原郡川根本町奥泉840-1
営業時間 10:00~20:00
休業日 水曜日
料金 大人 1,000円、こども 500円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩泉
道の駅から16km、車で21分
住所 静岡県島田市川根町笹間渡220
営業時間 9:00~19:00(最終受付18:30)
休業日 第1・第3火曜日
料金 大人 520円、こども 310円
泉質 ナトリウムー塩化物温泉
道の駅から20km、車で27分
住所 静岡県榛原郡川根本町梅地175-2
営業時間 3月~11月 10:00~20:00(最終受付19:30)
12月~2月 10:00~17:00(最終受付16:30)
休業日 木曜日
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 ナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉
道の駅から22km、車で32分
住所 静岡県榛原郡川根本町寸又峡温泉
営業時間 11:00~18:00
休業日 なし
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 弱アルカリ性単純硫黄泉
道の駅から22km、車で33分
住所 静岡県榛原郡川根本町千頭368-3
営業時間 金土日 10:00~17:30(最終受付17:00)
月 11:00~17:00(最終受付16:30)
休業日 火水木曜日
料金 大人 400円、こども 200円
泉質 アルカリ性単純硫黄泉
車中泊後に登った山 上河内岳
道の駅 フォーレなかかわね茶茗舘に車中泊(仮眠)した翌日、上河内岳(かみこうちだけ)に登ってきました。
上河内岳は静岡県と長野県との境にあり、南アルプス南部に位置する山。山頂部がとがった山容をしているのが特徴的な山で、その山頂からは南アルプスの主要な山々を見渡すことができる大展望を得られます。
標高 2,803m
今回の登山コース 畑薙ダム~茶臼小屋~上河内岳山頂 往復
登山所要時間 14時間
道の駅から登山口最寄りの駐車場である畑薙ダムまでは、車で約1時間15分。駐車場は20台ほど停められるスペースがあります。トイレはありません。
畑薙ダム駐車場から登山口までは、林道を歩くこと30分。登山口に到着後すぐの初っ端から高度感たっぷりの吊り橋を渡ります。安定感のある吊り橋ですが、下の川面からの高さが30mほどもあり、スリルを楽しめます。
今回のルートには、少し変わった地名が出てきます。まず最初に出てくるのが「ヤレヤレ峠」。大吊り橋を渡って20分ほど進むとたどり着くのが、このヤレヤレ峠。
また、ヤレヤレ峠から小型の吊り橋を5つ越えていくと、「ウソッコ沢小屋」に到着します。ウソッコの名前の由来はよくわかりませんが、なんともかわいらしい名前です。
ウソッコ沢小屋からは長い登りになります。稜線近くの茶臼小屋まで標高差約1,200mを3時間かけて登ります。
茶臼小屋からは樹林帯を抜けて視界が開けてきます。ほどなくして稜線に出ると、正面には聖岳の雄姿が。これから向かう上河内岳も間近に見えてきます。
稜線の茶臼岳分岐からいくつかのアップダウンを経て、1時間30分ほどで目的の上河内岳に到着!山頂は360度見渡せるパノラマビュー。聖岳、赤石岳、悪沢岳など南アルプスの主要な山々を一望できる素晴らしい展望です!
下山は、来た道を戻ります。畑薙ダムの駐車場まで所要約6時間の道のりです。
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