道の駅 奥大井音戯(おくおおいおとぎ)の郷は、静岡県川根本町にある道の駅です。大井川鉄道 千頭駅に隣接しており、日中は奥大井の観光拠点として賑わいを見せる道の駅です。
この記事では、登山の前泊に道の駅 奥大井音戯の郷で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、静かな環境で快適に車中泊(仮眠)できる道の駅です。
道の駅が道路終点となるため、交通量がゼロ。走行音のない静かな環境で車中泊することができる。
車中泊(仮眠)のしやすさ
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道の駅 奥大井音戯の郷 概要
所在地 静岡県榛原郡川根本町千頭1217-2
トイレ ウォッシュレット対応1基(男性トイレのみ確認)
駐車場の広さ 普通車85台/大型車3台
駐車場の傾斜 なし
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 〇、 楽天 〇
標高 302m
道の駅 奥大井音戯の郷は車中泊しやすい?
この道の駅の最大の特徴は、隣接する道路の終点が道の駅となっており、道の駅に往来する車以外の交通量がゼロである、ということ。交通量がないため、車の走行音に煩わされることなく、快適な車中泊が可能です。
また、駐車場のすぐ隣には千頭駅がありますが、19時以降の列車の運行はないため、静かに過ごすことができます。
車中泊に向いているポイント
- 交通量がない。とにかく静か
- 大型車の往来がない
- 傾斜のない駐車場
車中泊に向いていないポイント
- 特になし
結論:車の走行音の影響を全く受けずに車中泊することができます。静かな環境という点においては、トップクラスな道の駅といえます。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅近くには「創造と生きがいの湯」という日帰り温泉施設がありますが、地元住民専用のため、住民以外は利用できません。最寄りの日帰り入浴可能な温泉施設は、道の駅から車で約20分ほどの「接阻峡温泉会館」です。
その他、道の駅から車で30分圏内にある日帰り温泉施設をいくつかご紹介します。
最寄り 道の駅から13km、車で19分
住所 静岡県榛原郡川根本町梅地175-2
営業時間 3月~11月 10:00~20:00(最終受付19:30)
12月~2月 10:00~17:00(最終受付16:30)
休業日 木曜日
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 ナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉
道の駅から13km、車で19分
住所 静岡県榛原郡川根本町犬間165-6
営業時間 要確認
休業日 なし
料金 大人 600円、こども 350円
泉質 ナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉
道の駅から15km、車で23分
住所 静岡県榛原郡川根本町千頭368-3
営業時間 金土日 10:00~17:30(最終受付17:00)
月 11:00~17:00(最終受付16:30)
休業日 火水木曜日
料金 大人 400円、こども 200円
泉質 アルカリ性単純硫黄泉
道の駅から15km、車で24分
住所 静岡県榛原郡川根本町寸又峡温泉
営業時間 11:00~18:00
休業日 なし
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 弱アルカリ性単純硫黄泉
道の駅から23km、車で30分
住所 静岡県島田市川根町笹間渡220
営業時間 9:00~19:00(最終受付18:30)
休業日 第1・第3火曜日
料金 大人 520円、こども 310円
泉質 ナトリウムー塩化物温泉
車中泊後に登った山 大無間山
道の駅 奥大井音戯の郷に車中泊(仮眠)した翌日、大無間山(だいむげんざん)に登ってきました。
南アルプス南部にある山で、日本二百名山のひとつにも選定されている山。南アルプス最深部と呼ばれる山域に位置し、コースタイムの長さと登山道の一部が崩落しかけているなどの難度の高さから、上級者向けの山と評されることの多い山です。
標高 2,330m
おすすめ登山コース 諏訪神社登山者用駐車場~小無間山~大無間山~小無間山~諏訪神社登山者用駐車場
登山所要時間 12時間15分
道の駅から大無間山の登山口駐車場までは、車で約45分。この登山者用駐車場がとてもわかりづらいので、少し細かく解説します。
県道60号で井川オートキャンプ場が進行方向右手に見えてきたら、左手のおでん屋(てしゃまんくの里 滝浪商店)の分岐を左折。すぐにまた分岐に当たるので、この分岐も左に入ります。この2つ目の分岐には、左に進むと大無間山の登山口との表記があるので分かりやすいと思います。
この後は道なりにしばらく走り、登山口を通過し300mほど進むと、登山駐車場があります。
登山届ボックスから登山スタート。樹林帯の中、標高1,796m地点にある小無間小屋までは登り一本調子で、ひたすら高度を上げていきます。
小無間小屋からは細い尾根を進みます。岩場が多くなり、急なアップダウンが続くことで体力がどんどん削り取られていきます。小屋から1時間ほどで鋸歯(通称P1)と呼ばれるピークに到着です。この鋸歯から小無間山までのルートに尾根が崩壊している部分があります。
崩壊部は、左右が切り落ちたナイフリッジ状の細尾根となっていて、3本あるロープを頼りに慎重に通過していきます。足元はかなりガレていて、ちょっとしたバランスの崩れが命取りになるような緊張感ある場面です。無事崩壊部通過後、小無間山までは、かなりの急な岩場を登っていきます。
小無間山から大無間山までは、2時間ほどの道のりになりますが、小無間山までの難路と比べ、拍子抜けするほど緩やかなアップダウンが続きます。大無間山頂は木々に覆われているため、展望はありませんが、山頂まで10分ほどのところに、南アルプスの光岳、聖岳や赤石岳を一望できる展望スポットがあります。
下山は来た道を戻ります。登山口まで約6時間の道のりです。
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