福島県南会津にある道の駅「たじま」は、国道121号線沿いにある道の駅です。
日光と会津を結ぶ峠に位置しており、標高700m以上と夏場でも過ごしやすい道の駅となっています。
この記事では、日本三百名山の荒海山に登る前泊に、道の駅 たじまで車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、大型車の走行音が響きがちなため、快適に車中泊(仮眠)するには耳栓などの対策が必要な道の駅です。
道路が近く、大型車の走行音が車内に大きく響く。耳栓推奨。
車中泊(仮眠)のしやすさ
- ブログ管理人の「いち「です
- 登山歴10年
- 登山前泊に車中泊し、夜明けとともに行動するスタイル
- 愛車はシャトル
- ブログでは、山歩きや車中泊について発信しています
道の駅概要
所在地 福島県南会津郡南会津町糸沢字男鹿沼原3242-6
トイレ ウォッシュレット1台あり(男性トイレのみ確認)
駐車場の広さ 大型:10台 普通車:40台
駐車場の傾斜 なし(平地)
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 〇、 楽天 〇
標高 745m
道の駅 たじま は車中泊しやすい?
標高が高く傾斜のない駐車場であり、普通車と大型車の駐車スペースとの距離が離れていて大型車のアイドリングに悩まされることもない、など快適に過ごす条件が一見整っているように見えます。
しかし、隣接する国道との距離が近く、大型車の走行音がもろに響いてくるのが難点です。
隣接する道路がスピードの出しやすい直線道路で、大型車もスピードを出した状態で通過するので、車内の窓を閉め切っていても走行音がかなり響いてきます。
車中泊に向いているポイント
- 大型車と距離をとって駐車できる
- 標高が高い
- 傾斜がない
車中泊に向いていないポイント
- 道路に近い
- 車の走行音が響きやすい
結論:夜間の国道の交通量自体は少ないですが、大型車1台の走行音が大きいので、耳栓などの対策はあった方がいいかもしれません。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅最寄りの日帰り温泉施設は、「夢の湯」になります。
また、道の駅から30分ほど栃木方面に南下したところにある塩原温泉郷には、日帰り温泉施設が多く営業しています。道の駅から車で30分圏内にある日帰り温泉をいくつかご紹介いたします。
最寄り 道の駅から6km、車で10分
住所 福島県南会津郡南会津町滝原字向熊久保1373-1
営業時間 10:00~20:00
休業日 なし
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 アルカリ性単純温泉
道の駅から15km、車で16分
住所 栃木県日光市中三依254
営業時間 8:00~18:00
休業日 木曜日
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 カルシウム・硫酸塩泉
道の駅から24km、車で28分
住所 栃木県那須塩原市塩原1230
営業時間 平日、日曜日 10:00~20:00(最終受付19:30)
土曜日 10:00~21:00(最終受付20:30)
休業日 なし
料金 大人 750円、こども 430円、65歳以上 380円
泉質 ナトリウム・炭酸水素塩泉
道の駅から23km、車で30分
住所 栃木県那須塩原市中塩原字箱の森
営業時間 10:00~20:00(最終受付19:30)
休業日 水曜日
料金 大人 600円、こども 300円、65歳以上 200円
泉質 ナトリウム – 塩化物・炭酸水素塩泉
車中泊後に登った山 荒海山
道の駅たじまに車中泊(仮眠)した翌日、荒海山(あらかいざん)に登ってきましたので、簡単に紹介していきたいと思います。
福島県と栃木県との境に位置し、日本三百名山にも数えられている山。
登山口から山頂までの距離は長くはないものの、渡渉あり、ロープあり、崩壊箇所あり、と気の抜けないシーンが続く緊張感をもって楽しめる山です。
山頂からの景色は素晴らしく、日光白根山や男体山などの名峰を見渡すことができます。
標高:1,581m
登山コース:八総鉱山跡 登山口~荒海山山頂往復コース
登山所要時間:5時間30分
道の駅から、登山口最寄りの駐車場までは約25分。川沿いの路肩に駐車場の標識があるので、標識の前に駐車していきます。
駐車場から10分ほど砂利道を歩くと登山届ボックスが置いてあります。ここから登山スタートです。
かつての鉱山跡をしばらく進みますが、序盤に出てくる一番の難所といっても過言ではないのが、一枚岩のロープ渡りです。(勝手に名付けました)
実際には岩ではなく崩壊したアスファルトなのですが、アスファルトの上を水が流れており、ここが危険なほどよく滑ります。
先達によりロープが張られているので、なんとか渡ることができますが、転倒要注意です。
この難所を抜けた後は、数度の渡渉があり、30分ほど進むと尾根の取り付きに到着します。
ここから尾根鞍部まで急登となり、尾根鞍部から山頂直下の登りまでは、小さなアップダウンを繰り返し進みます。
終盤には2カ所所の難所があります。ひとつ目は登山道が崩壊しかけている場所で、ふたつ目は超急な岩場登りです。
標高1,450m付近が、崩壊しかけいている場所になり、かろうじて安定している木の根を頼りに進むことになりますが、最も緊張するポイントです。
ここをクリアすると、次に超急な岩場が3カ所続きます。ロープを使って登ることになりますが、足場が滑りやすくなっているので、注意が必要です。
岩場を抜けると、一気に視界が開けます。
周囲の景色を楽しみながら登ると、間もなく山頂に到着です。
山頂スペースは広くはありませんが、周囲にさえぎる山がないため大絶景を楽しむことができます。
山頂からは正面に高原山、右に目をやると日光白根山や男体山などの日光の山々が見えます。
下山は、来た道を戻ります。難所を再度通る必要があるので、慎重に下山します。
コメント