道の駅 宙(スカイ)ドーム・神岡は、岐阜県飛騨市にある国道471号線沿いの道の駅です。ニュートリノ観測施設スーパーカミオカンデの研究を紹介する全国的にも珍しい施設「カミオカラボ」を併設している道の駅です。
この記事では、登山の前泊に道の駅 宙ドーム・神岡で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、静かな環境で車中泊しやすい道の駅です。
隣接する道路の夜間交通量が少なく、静かに車中泊することができる。
車中泊(仮眠)のしやすさ
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道の駅 宙ドーム・神岡 概要
所在地 岐阜県飛騨市神岡町夕陽ヶ丘6
トイレ ウォッシュレット対応3基(男性トイレのみ確認)
駐車場の広さ 普通車111台/大型車7台
駐車場の傾斜 なし
営業時間 売店:9:00~17:00
レストラン:11:00~19:00
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 〇、 楽天 〇
標高 448 m
道の駅 宙ドーム・神岡は車中泊しやすい?
この道の駅の駐車場は、トイレや売店等の建物前の第一駐車場と建物の裏側の道路を挟んだ場所にある第二駐車場とに分かれています。第二駐車場は、道の駅に入って右手にある緩やかな坂道を進んだ先にあります。
第一駐車場は、トイレに近く利便性が高い反面、大型車駐車場との距離が近いのがネックになります。隣接する国道とも距離が近いですが、夜間は交通量が激減するので、走行音の心配はあまり必要ありません。
第二駐車場は、トイレまで遠いのがデメリットですが、大型車駐車場から遠く離れているので、静かに過ごすのには最適です。
トイレから離れていることを差し引いても、第二駐車場の静かに過ごせるというメリットは大きいですので、音が少しでも気になるという方には、第二駐車場での車中泊をおすすめします。
車中泊に向いているポイント
- 傾斜のない駐車場
- 夜間は交通量が少ない
- 大型車の駐車場から距離を取って駐車できる(第二駐車場)
- 道路から離れて駐車できる(第二駐車場)
車中泊に向いていないポイント
- トイレが遠い(第二駐車場)
結論:夜間の交通量が少ないので、静かな環境で車中泊しやすい。おすすめは第二駐車場。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅最寄りの日帰り温泉施設は、「割石温泉」です。
その他、道の駅から車で35分圏内にある日帰り温泉施設をいくつかご紹介します。
最寄り 道の駅から6km、車で9分
住所 岐阜県飛騨市神岡町割石291
営業時間 10:00~20:00
休業日 月曜日
料金 大人 500円、こども 200円
泉質 単純硫黄泉
道の駅から10km、車で13分
住所 岐阜県飛騨市神岡町伏方150
営業時間 10:00~21:00
休業日 火曜日
料金 大人 700円、こども 300円
泉質 アルカリ性単純温泉
道の駅から27km、車で32分
住所 岐阜県飛騨市古川町黒内1407
営業時間 11:00~21:00
休業日 火、水曜日
料金 大人 700円、こども 300円
泉質 単純温泉
道の駅から27km、車で34分
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地温泉110
営業時間 12:00~16:00
休業日 水曜日
料金 300円
泉質 単純温泉
車中泊後に登った山 西穂高岳
道の駅 宙ドーム・神岡に車中泊(仮眠)した翌日、西穂高岳(にしほたかだけ)に登ってきました。
岐阜県高山市と長野県松本市とにまたがる山で、北アルプス南部に位置する穂高連峰の山。ロープウェイで標高2,156mまで一気に上れるので、独標までは初心者でも挑戦しやすい山として一年を通して人気の山。独標から西穂高岳山頂までは、岩場が連続する難易度が高めの中級者以上向けのコース。
標高 2,909m
今回の登山コース 新中の湯登山口~焼岳~西穂山荘~西穂高岳 往復
登山所要時間 14時間
西穂高岳へのアクセスは、通年営業しているロープウェイを利用するのが一般的ですが、上高地からの登山ルートや焼岳からの縦走、高難度の奥穂高岳からの縦走ルートもあります。今回は焼岳から西穂高岳を往復するルートを選びました。
道の駅から焼岳登山口のある新中の湯登山口駐車場までは、約50分の道のり。登山口は、駐車場から歩いてすぐの場所にあります。
登山口からは樹林帯の中を登っていきます。整備状態もよく、とても歩きやすい登山道がしばらく続きます。
登山口から約1時間で、下堀沢出合に到着。開かれた平坦な場所で、休憩しやすい場所です。ここから焼岳の姿もよく見えます。
出合からは、登山道が岩場に変化し、火山ガスが鼻をつくようになります。硫黄臭がきつい場所はそう多くはありませんが、火山ガスが漂うエリアは素早く移動する方がベターです。
出合から1時間ほど登ると、焼岳山頂に到着です。山頂は火山ガスの影響を受けにくいので、ゆっくり休憩をとることができます。展望も素晴らしく、槍穂高連峰、霞沢岳や笠ヶ岳を一望できます。
焼岳で景色を堪能した後は、西穂高岳を目指します。まずは約300mほど標高を下げ、焼岳小屋へ向かいます。焼岳小屋までは開かれた場所を通るので、気持ちよく歩くことができます。焼岳山頂から約1時間で焼岳小屋に到着です。
焼岳小屋からは、再び樹林帯の中を歩いていきます。アップダウンが連続し、足元の悪いぬかるんだ場所が続きます。焼岳小屋から歩くこと2時間半、ようやく樹林帯を抜けて西穂山荘に到着します。
西穂山荘からは視界が開け、気持ちのいい稜線歩きとなります。独標の近くからは、岩場をよじ登る場面が増えてきます。
独標を越えた後もピラミッドピーク、チャンピオンピークと岩山が連続します。西穂高岳直下の最後の登りが最も難しい核心部で、他の山なら鎖があるような場所を鎖なしで登っていきます。三点支持をしっかり行えば問題なく登れますが、他の山で岩場の経験を積んでから挑戦することをおすすめします。
たどり着いた西穂高岳山頂は、タイミング悪くガスが湧いてきて、景色を楽しむことはできませんでした。晴れていれば穂高の山々を間近に見ることができたのですが残念です。
下山は、来た道を戻ります。所要6時間半の道のりです。
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