道の駅龍神は、和歌山県田辺市にある国道371号沿いの道の駅です。日本三大美人の湯のひとつとして有名な「龍神温泉」の近くに位置しており、龍をイメージした独特な建物が印象的な道の駅です。
この記事では、登山の前泊に道の駅龍神で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、快適に車中泊(仮眠)することができる道の駅です。
道路の交通量が少ないため、快適に車中泊(仮眠)できる。
車中泊(仮眠)のしやすさ
- ブログ管理人の「いち」です
- 登山歴10年
- 登山前泊に車中泊し、夜明けとともに行動するスタイル
- 愛車はシャトル
- ブログでは、山歩きや車中泊について発信しています
道の駅 龍神概要
所在地 和歌山県田辺市龍神村龍神170-3
トイレ 24時間利用可能なトイレは、和式1基(多目的トイレはウォッシュレット対応)
駐車場の広さ 普通車45台
駐車場の傾斜 なし
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 〇、 楽天 〇(楽天回線)
標高 421m
道の駅 龍神は車中泊しやすい?
道の駅駐車場と道路との距離が近く、車が通ったときの走行音は気になります。ただ、夜間に通行する車自体が少ないため、そこまで気にすることなく安眠することができます。
車中泊に向いているポイント
- 夜間の道路交通量は少ない(30分に一台通るかどうかの交通量)
- 大型車は通らない
- 標高が比較的高く、川の近くにあるため涼しく過ごすことができる
車中泊に向いていないポイント
- 駐車場が道路に面しているため、車の走行音がもろに駐車している車内に響く
- トイレが和式のみ(多目的トイレはウォッシュレット対応)
- トイレの鏡が外されていて、使えない
結論:道路に近いが、トータルでは問題なく車中泊(仮眠)できる道の駅です。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅近くにある龍神温泉は、是非立ち寄りたいスポットです。
道の駅から車で5分圏内にある日帰り温泉施設は、次の三施設です。龍神温泉元湯以外は、日帰り客向けの営業時間が限定的になるので注意が必要です。
道の駅から1.5km、車で3分
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神37
営業時間 7:00~21:00(最終受付20:40)
休業日 なし
料金 大人800円、子ども400円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩泉
最寄り 道の駅から0.6km、車で2分
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神 189
営業時間 11:00~15:00
休業日 なし
料金 大人800円、子ども400円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩泉
道の駅から1.5km、車で3分
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神38
営業時間 12:00~14:30
休業日 なし
料金 大人1,200円、子ども500円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩泉
道の駅 「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」は、車中泊するにはどうなの?
道の駅 龍神から高野龍神スカイラインで30分ほどの距離にあるのが、道の駅「 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」です。
展望のよいタワーのある道の駅で、タワーから歩いて15分ほどで登れる護摩壇山山頂からの夕焼けは、人気の映えスポットとして有名です。
標高が1,280mと高く、夏でも快適に車中泊できる立地が魅力ですが、実際のところ快適な車中泊をすることはできるのでしょうか。
車中泊に向いているポイント
- 標高が高く、夏でも涼しい
- 駐車場が広く、道路から離れた場所にも駐車できる
- 傾斜のない駐車場
- 山間部の道の駅であるが、電波はどのキャリアでもバッチリ使える
車中泊に向いていないポイント
- 24時間開放されているトイレが小用便器と和式のみ。入るのは少し勇気がいる雰囲気。ウォッシュレット対応のトイレがない
結論:静かな環境で車中泊には絶好の場所だが、トイレの使いづらさがネック。万が一の腹痛のときのことを考えると、道の駅 龍神まで足を延ばした方が無難かも。
車中泊後に登った山 伯母子岳
道の駅龍神で車中泊(仮眠)した翌日、近くにある伯母子岳(おばこだけ)に登ってきました。
紀伊山地の西部に位置する山で、日本二百名山に選定されています。熊野古道の小辺路(こへち)の一部にもなっていることでも知られています。
標高 1,344m
登山所要時間 6時間20分(大股登山口から山頂往復)
今回は、熊野古道の小辺路の一部にもなっている大股登山口からのルートを歩きます。
※小辺路…熊野古道のルートのひとつ。高野山から熊野へ向かうルートが小辺路と呼ばれています。
道の駅 龍神から1時間10分で、大股登山口駐車場に到着。4台のみ駐車可能なこじんまりとした駐車場ですが、トイレもあって便利です。
案内にしたがって、集落の中を抜けて登山口を目指します。
登山口からしばらくは急登をつづら折りに登っていきます。急ではありますが、道幅も広く、とても歩きやすい登山道です。
登山口から1時間ほどで小屋に到着。小屋の前にはたき火台を囲むように丸太が置かれていて、ゆったり休憩することができます。小屋裏には水場もあるので、補給も可能です。
小屋からは緩い登りを歩き、1時間ほどで桧峠に到着。ここからはしばらくアップダウンの少ない道を歩いていきます。桧峠からさらに1時間で伯母子岳山頂に到達です。
この日は、ガスが張っていて展望はありませんでしたが、晴れていれば山頂からは大峰山系の山々を広く見渡すことができます。
ロープや鎖場といった危険な箇所もなく、全体的にとても歩きやすいコースです。交通の便が悪いため、あまり登山者がいないと思っていましたが、外人の登山者数人とすれ違いました。熊野古道の観光パワーは強いですね!
コメント