岩手県一関にある道の駅「厳美渓(げんびけい)」は、国道342号線沿いにある道の駅です。
今回は、日本二百名山の栗駒山に登る前泊に道の駅 厳美渓で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、条件付きで快適に車中泊(仮眠)することができる道の駅です。
結論:平地の駐車場であり、場所によっては静かな環境で車中泊(仮眠)しやすい。耳栓があるとベター。
車中泊(仮眠)のしやすさ
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道の駅概要
所在地 岩手県一関市厳美町字沖野々220-1
トイレ ウォッシュレット2台あり(男性トイレのみ確認)
駐車場の広さ 大型:13台 普通車:174台
駐車場の傾斜 なし(平地)
電波状況 Docomo 〇、 Softbank 〇、 au 〇、 楽天 〇
標高 77m
道の駅 厳美渓 は車中泊しやすい?
この道の駅駐車場は広く分散されていて、レストラン横の駐車エリアが道路から最も離れていて、車中泊にはベストポジションになります。ただ、夜間は照明がほとんどない道の駅なので、道路から離れた場所にある駐車エリアを初見で発見し、たどり着くのは至難の業といえます。
一方、トイレ付近の駐車スペースが道の駅入口付近にあるということもあり、最も駐車されやすいエリアになります。このトイレ付近の駐車エリアは、隣接する道路に近く走行音の影響を受けやすいことに加え、大型車の駐車エリアにも近いため、駐車している大型車のアイドリングの影響を受けやすくなります。
夜間は、道路の交通量が多くないので、走行音は気になりませんが、大型車のアイドリングは車中にいても気になるレベルです。高速道路のインターチェンジから近い道の駅のためか、朝方には大型車が多くアイドリングしながら駐車していました。
車中泊に向いているポイント
- 夜間の交通量は少ない
- 傾斜がない駐車場
車中泊に向いていないポイント
- 大型車の駐車スペースとの距離が近い
- 大型車の駐車が多い。アイドリングの影響が大きい
結論:道の駅奥にある駐車エリアに駐車できれば、静かに車中泊することができます。トイレ付近に駐車するのであれば、大型車のアイドリング対策として耳栓推奨です。
道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅の近くに日帰り入浴可能な旅館やホテルが2軒あります。最寄りの施設は「厳美渓温泉 いつくし園」です。こちらの施設は、日帰り温泉の営業時間が短いため注意が必要です。
その他、道の駅から車で20分圏内にある日帰り温泉をいくつかご紹介いたします。
最寄り 道の駅から1km、車で3分
住所 岩手県一関市厳美町南滝ノ上15
営業時間 11:00~15:00
休業日 月火水曜日
料金 大人 700円、こども 500円
泉質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
道の駅から2km、車で4分
住所 岩手県一関市厳美町字宝竜147-5
営業時間 11:00~21:00(最終受付20:00)
休業日 なし
料金 大人 600円、こども 400円
泉質 ナトリウム-塩化物泉
道の駅から7km、車で10分
住所 岩手県一関市赤荻字笹谷393-6
営業時間 5:00~23:00(最終受付22:00)
休業日 なし
料金 平日 大人 850円、こども 630円
日祝日 大人 1,180円、こども 960円
泉質 ナトリウム-塩化物泉
道の駅から9km、車で12分
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢1−1
営業時間 10:00~21:00
休業日 第1・第3火曜日
料金 大人 500円、こども 250円
泉質 ナトリウム-塩化物泉
道の駅から10km、車で19分
住所 岩手県一関市狐禅寺字石ノ瀬55-1
営業時間 10:00~22:00(最終受付21:30)
休業日 木曜日
料金 大人 700円、こども 400円
泉質 ナトリウム-塩化物泉
車中泊後に登った山 栗駒山
道の駅厳美渓で車中泊(仮眠)した翌日、紅葉の絶景で有名な栗駒山に登ってきましたので、簡単に紹介していきたいと思います。
秋田、岩手、宮城の県境に位置する山で日本二百名山にも選定されています。全山紅葉する山として人気で、紅く染まるその姿は「神の絨毯(じゅうたん)」として知られています。
標高:1,626m
おすすめ登山コース:須川温泉登山口~栗駒山山頂往復コース
登山所要時間:3時間50分
道の駅から栗駒山の登山口の一つ、須川温泉までは車で45分。登山口駐車場は非常に広いですが、紅葉時期は満車になることも。10月中旬に訪れたこの日は、到着時の7時前で駐車場はスカスカでしたが、下山した11時ごろには満車になっていました。
ビジターセンターも隣接していて、嬉しいことにビジターセンターの前には靴を洗える水場が設けられています。須川温泉からのコースはぬかるみが多いコースなので、登山後に泥を落とせる水洗い場があるのは、とてもありがたいです。
駐車場の向かいにある須川温泉横から登山スタート。硫黄のにおいがたちこめる遊歩道を登っていくと、ほどなくして名残ヶ原という湿原に出ます。
この湿原では、木道で整備された道を散策でき、初夏には多様な高山植物を鑑賞できます。
湿原を抜けると、渡渉をする場面がありますが、難度は低いので問題なく渡渉することができます。
渡渉からは本格的な登りとなります。ぬかるみが所々にありますが、よく整備された登山道で、とても歩きやすいです。
登り開始から約2時間で、栗駒山山頂に到着。
さすが人気の山、多くの登山者が神の絨毯を眺望できる場所で休憩していました。
気になる神の絨毯はというと、見頃は過ぎていたようで、斜面の一部が紅葉しているのみの状態でした。
9月下旬から10月第1週がねらい目といのことで、また近いうちにリベンジしたいと思います。
山頂からは早池峰山、月山、鳥海山などの名峰を眺望できますが、この日はガスっていることが多く遠くまでは見渡すことができませんでした。
下山は来た道を戻り、1時間40分ほどで登山口に到着です。
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